開幕早々リーグ最下位で苦しむ日本ハムの新本拠地、エスコンフィールド北海道をめぐり地元では早くも昨季まで使用した札幌ドームに「Uターン」を望む声が挙がっている。

【写真3枚】新球場に併設されるグランピング施設。球場を一望できるテラスでBBQも

総工費約600億円をつぎ込んで建設した新球場はサウナ、温泉施設などを備えたエンターテインメント性が注目の的だったが、札幌市中心部から球場まで地下鉄と徒歩合わせて30分圏内の好アクセスだった札幌ドームから一転、約1時間と不便さが目立ち動員減少を心配する関係者は多かった。

実際、開幕カードこそ連日の3万人超えと盛況だったが以降は急激な右肩下がりに。20日のロッテ戦は今季9試合目で最少の観衆1万5816人。コロナ前の札幌ドームでは2019年5月8日のオリックス戦で1万5061人だったこともあるが、新球場特需も期待されたほどではない。

地元財界関係者は「取引先の接待でエスコンに行くにも、札幌市民の時間的感覚としては遠すぎる」と大困惑。球場最寄りのJR北広島駅から札幌行きの最終電車出発は午後11時半。車で観戦に行っても「駐車料金が高い上、球場入り口が遠い場所も多い」と敬遠要素も多い。

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