トランスジェンダーの当事者らが16日、「『心は女だ』と言うだけで女湯に入れる」などのSNS上での発言に対し抗議しました。
16日に会見をしたのは、生まれた時の体の性とは違う性として生きる「トランスジェンダー」の当事者らです。LGBT理解促進法案をめぐり、SNS上では、「LGBT法ができたら『心は女だ』と言うだけで女湯に入れる」など、差別的で不正確な発言が広がっていると抗議しました。
トランスジェンダー女性・時枝穂さん「私の場合はもう、そもそも自分が女子風呂に入れないと思って諦めています」「本当に人目を気にしながら、社会の中で自分がどういうふうに性別が見えているんだろうかと気にしながら暮らしています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a346498e890e4ad717df814dd8af525fe65e4579
イベントの運営を手伝っていた女性がパートナーとともに大浴場に向かったのは夕方ごろだった。“異変”を感じたのは、大浴場の手間にあった待機所に差しかかったときだった。
「外にロッカーがあり、休めるような場所があったんですけど、ほかの団体の若い女性たちがいて、なんだか不穏な空気でした。ヒソヒソしているなと思いました」
胸騒ぎの理由は分からなかった。ただ、混雑時間帯にもかかわらず、妙にひっそりとしていた。「そのくらいの時間帯にお風呂に行く経験は以前もあったんですけど、そのときは本当に人っ子ひとりいない」。女性はそのまま脱衣所に入り、服を脱いで大浴場のドアを開けた。洗い場に他の入浴者は見当たらない。そして、大浴場に目を向けると、予期せぬ光景を目撃したという。
「誰だろうと思って見たら、“その人”なんですよ。エッて」
女性の認識では、そのトランス女性は手術をしていなかった。女性は瞬時に凍りつき、どう対応すべきか迷った。
「本当に1人だけ入浴していたんですよ。大きな湯舟の縁に腰かけて。何やってんのってとがめるようなことをしても、長話になったり、逆ギレされる可能性も怖いと思いました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b26a84a86f83412beebbc8bad4fdda6451c78c3