https://mainichi.jp/articles/20230423/k00/00m/040/185000c
ツシマヤマネコが赤ちゃん出産 国の天然記念物 愛知・東山動植物園
名古屋市の東山動植物園は23日、飼育しているツシマヤマネコが赤ちゃんを出産したと発表した。長崎県の対馬にだけ生息する野生のネコで、国の天然記念物。現在の生息数は90〜100匹程度とされ、絶滅が危惧されている。
赤ちゃんは23日午前9時20分ごろ、帝王切開で生まれた。体重は101グラムで、性別はまだ分かっていない。現在、人工哺育で経過観察中だという。
東山動植物園には雄1匹、雌2匹のツシマヤマネコがいて、5歳の雄「勇希」と4歳の雌「レイラ」が両親。環境省の保護増殖事業の一環で飼育、繁殖に取り組んでおり、赤ちゃんの一般公開の予定はないという。
国内では4月1日時点で、今回生まれた赤ちゃんを除き、10施設で28匹が飼育されている。
