ドコモ回線に悩まされる日々、検討しているプラン変更

最近、都市部、特に東京の繁華街でドコモ回線がつながりづらくなっているような気がしている。本コーナーでもデュアルSIM機能を紹介する際に何度か言及しているが、日が経つにつれ、徐々に体感値が悪化している印象がある。ただし、電波が弱いというわけではない。より正確に言えば、つながっているのにデータ通信ができないことが増えている。

実際、上掲の写真のTwitter(Web版)は、Twitter自身の不具合ではなく、ネットワーク側の問題。その証拠に、デュアルSIMでソフトバンク回線に切り替えたら、いつものようにタイムラインが表示された。この状況に遭遇したのは飯田橋(東京・千代田区)だったが、特に電波状況は悪くない。ネットワークが何らかの事情で混雑してしまい、接続がタイムアウトしてしまっているようだ。

その記録を画面収録で動画にしてみた。通信環境が悪かったため、まずスピードテストを実施……しようと思ったが、計測のためのデータが置かれているサーバーにすら接続できず、エラーが出てしまった。続けて開こうとしたWeb版のTwitterも表示できなかった。基地局が遠い、いわゆるセルエッジかと思いきや、アプリでチェックした電界強度はそこまで悪くない。データ通信のパケットだけが流れない状態だったというわけだ。

飯田橋はたまたまだが、渋谷(東京・渋谷区)でもたびたび同様の事態に遭遇する。山手線の駅ホームはもちろん、飲食店、銀行、マッサージ店などなど、あらゆる場所で通信できない事態が起こっている。その都度、ソフトバンク回線に切り替え、通信は継続できているが、さすがにちょっと面倒になってきた。これなら、最初からソフトバンク回線をメインで利用していた方がいいからだ。

ちなみに、以前、本コーナーで報告し、その後、改善が施された“パケ止まり”とは少々事象が異なっている。パケ止まりは、5Gのセルエッジで起こっていたトラブルで、電波の弱い5Gで通信し続けようとしていたことが原因だった。その後、基地局側にチューニングが施され、5Gの電波が弱いときには、すぐに4Gに切り替わるようになった。対策直後は、比較的スムーズに通信できていた印象だ。

一方で、ここ最近のネットワーク不調は、いずれも4G接続時に起こっている。ほかに共通点を挙げるとすると、屋外よりもやや電波環境が悪い屋内が多く、時間帯にも左右される。たとえば山手線の駅ホームの場合、朝の通勤ラッシュが終わったあとならスムーズに通信ができていた一方で、混雑時には駅を出てからしばらくするまで、まったくデータ通信ができなくなってしまう。

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/column/minna/1491411.html