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30歳1人暮らし「手取り20万」なら食費はどのくらいがベスト? 節約ポイントについても解説

30歳で1人暮らしをしている人が手取り20万円で生活する場合、食費はどのくらいがベストなのでしょうか。本記事では、1人暮らしの人の平均的な食費や、外食などで増えがちな食費を無理なく節約するためにはどうすればいいのかを解説します。
単身世帯の1ヶ月の食費はいくら?
一般的に食費はどのくらいかかるのでしょうか。

総務省統計局が発表した「家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要」のなかにある「消費支出の費目別対前年実質増減率」で確認することができます。

これによると単身者が食費にかける金額は平均4万3276円です。消費支出全体では1ヶ月平均16万1753円となっており、約26%を食費にかけていることが分かります。

食費はどのくらいがベスト?
収入や生活様式、年齢、何にお金を使うことを重視するのか等によって変動するため正解はありませんが、一般的に食費は収入の10%から20%程度に抑えるのが良いと言われることが多いです。

手取り20万円の場合は2万円から4万円です。4万円の場合、単純計算で1日約1333円です。それ以上になると、他の支出もあり家計を圧迫してしまう可能性が高くなります。

食費を抑えるために必要なポイント
具体的にどのように食費を抑えたらいいのでしょうか。さまざまな方法があると考えられますが、まずは下記のポイントを確認してみましょう。

●外食を減らす
●冷凍食品など長期保存できるものを選ぶ
●野菜や肉などを冷凍保存する
●お酒や菓子類の買い過ぎに注意

■外食を減らす
総務省統計局の家計調査(家計収支編)の時系列データによると、品目分類において単身世帯の1ヶ月の食費のうち外食費は年間11万6488円となっており、月額約1万円です。

食費の中でも外食費の割合は大きいため、ひとりで食事をする場合は外食を避け、スーパーなどで食材を購入して自炊をすることで節約をしてみましょう。

■冷凍食品など長期保存できるものを選ぶ
冷凍食品は電子レンジで温めるだけで手軽に食べられるので便利です。賞味期限も生モノより長いことも多いため、ぜひ活用しましょう。

■野菜や肉を冷凍保存する
1人暮らしをしているとスーパーで食材を買っても使い切れず廃棄することも少なくありません。フードロスを最小限に抑えるためにも、冷凍保存できる食材を選ぶのも大切です。

野菜や肉を冷凍保存すると通常よりも長持ちすることが多いのでおすすめです。ただし、いつまでも保存できるわけではないので1週間以内には食べきるようにしましょう。

■お酒や菓子類の買いすぎに注意
お酒やお菓子、コーヒー等は自分へのご褒美につい買いすぎる人も多いでしょう。例えば、ビールやハイボールなどを1日300円分飲んでいる場合、1ヶ月で約9000円、1年間で約10万8000円もかかってしまいます。

1個あたりの金額は高くなくても、積み重なると無視できない金額になります。もちろん我慢しすぎてストレスになり、かえってお酒の量が増えるようでは意味がありませんが、毎日から3日に1回にするなど、徐々に減らしてみても良いかもしれません。
まとめ
今回は30歳の1人暮らしで手取り20万円の場合、食費はどのくらいがベストなのか、抑えるために必要なポイントを解説しました。

社会人であれば、仕事などの付き合いで外食をする機会もあるでしょう。食費の節約も大切ですが、抑えすぎて自己成長の機会まで奪ってしまっては意味がありません。「全部自炊」と極端に節約するのではなく、「今日はひとりだから自炊、明日は会社の仲間と情報交換のために外食」など臨機応変に使い分けましょう。