【ワシントン共同】バイデン米大統領(80)は25日、再選を目指して2024年11月の次期米大統領選に出馬する考えを正式表明した。政権奪還を目指す野党共和党ではトランプ前大統領(76)らが名乗りを上げており、選挙戦が本格化する。

 民主党の候補指名争いには故ロバート・ケネディ元米司法長官の息子で弁護士のロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)と女性作家マリアン・ウィリアムソン氏(70)が出馬表明しているが、有力政治家に立候補の動きはない。民主党は現職を支持する方針で、バイデン氏の指名獲得は確実視されている。

 バイデン氏は新型コロナウイルス対策のほか、インフラ投資法や半導体投資法を通じて経済を活性化させたとして実績を誇示。だが史上最高齢の大統領として健康面を不安視し、世代交代を望む声も広がっており、さらに4年の任期を務められるかどうかへの懸念払拭が再選の鍵を握る。

 世論調査会社ギャラップによると、3月の支持率は40%で、不支持率は56%だった。

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