中国で日本車が独り負け EV出遅れで3割減

 世界最大の自動車市場である中国で日本車のシェアが急落し、業界関係者の間で衝撃が走っている。中国汽車工業協会(CAAM)が4月11日に発表した2023年1~3月期の自動車販売・生産データによると、日本車の販売台数は前年同期比32%減の82万台と大幅に減少。シェアは前年同期の22%から16%に急減した。

 同期間に中国車は6%増の272万台に増え、シェアを47%から53%に増やした。苦戦と伝えられたドイツ車も減少は9%減の98万台にとどまり、シェアは20%から19%の微減だった。日本車の「独り負け」が浮き彫りになった格好だ。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230509/se1/00m/020/058000c