東京ガス、純利益2.9倍 販売価格上昇で最高益 23年3月期

 東京ガスが26日発表した2023年3月期連結決算は、純利益が前期比2.9倍の2809億円だった。

 ガスの販売価格が大幅に上昇したことが寄与し、売上高や営業利益とともに過去最高を記録した。

 都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の市場価格高騰に伴って販売価格が上昇し、売上高は52.7%増の3兆2896億円。一方で原料の調達コストは長期契約により抑制しており、本業のもうけを示す営業利益は4214億円と前期の3.3倍に上った。

 記者会見した佐藤裕史専務執行役員は「原料価格の変動がプラスに働いた」と説明。ただ、24年3月期は減収減益を予想しており、ガス料金の引き下げに関し「判断するのは早い」と述べた。 
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