野生のスッポンの生き血を飲むシーンが人気漫画に掲載され、
作者が「真似されないようにお願い致します」
と注意喚起する事態になった。
専門家によると、サルモネラ属菌に感染して
食中毒になる可能性があるという。

該当のシーンがあった『放課後ていぼう日誌』
第10巻スッポンの生き血を飲むシーンが掲載されたのは、
秋田書店の「ヤングチャンピオン烈」で連載中の『放課後ていぼう日誌』。
都会から田舎に引っ越してきたインドア派の女子生徒・鶴木陽渚(つるぎ・ひな)が
「ていぼう部」という高校の部活を通して、釣りにハマっていく様子が描いて人気を博した。

問題となったシーンは、最新刊の単行本10巻に掲載された
「れぽーと55.どぶ釣り」というエピソードにあった。
鶴木たちが渓流釣りでウナギを取るための仕掛けに、
スッポンがかかった。一向は思わぬ獲物を喜び、
その場で調理してスッポン鍋にして食べることになった。

スッポンの解体をする際、首を切断した切り口から出た血を焼酎入りのグラスに入れて、
「ていぼう部」顧問の女性教師が飲むシーンがあった。
実際に口にした上で「うーん…クサみもないし血の味もしないわね」と平然とした様子だった。
作者の小坂泰之(こさか・やすゆき)さんは公式ツイッターで4月26日、
このシーンの1コマを添付した上で、読者に注意喚起した。

「天然すっぽんの生き血を飲むシーンがありますが、
感染症の危険がありますので真似されないようにお願い致します」と訴えた上で
「作中に注意喚起を入れるべきでしたが危険性の認識が十分ではありませんでした。
申し訳ありません」と謝罪している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/43f7b450ecd66bcaae1769b2a04464aa5804811b