徳島県警は27日、徳島市内の50歳代の男性がパソコンに流れた警告音をきっかけに36万円分の電子マネーをだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。

県警捜査2課によると、男性が19日、自宅のパソコンでインターネットサイトを閲覧中に「このパソコンの機能は失われました」という音声が繰り返し流れた。男性は画面に表示された「ウィンドウズセキュリティーセンター」に電話をかけると、男から「修理には5万5000円かかる」と言われ、電子マネーで支払うように指示されたという。

男性はコンビニエンスストアで電子マネーを購入。シリアルコードを入力したが、男から「コードが間違っている」などと言われ、計7回にわたり電子マネーを詐取されたという。男からの電話を取った家族が詐欺に気づき、警察署に相談した。

県警は「警告音に慌てて表示された電話番号に連絡しないよう、無視するようにしてほしい」としている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230427-OYT1T50208/