仙台銀行ときらやか銀行(山形市)を傘下に持つじもとホールディングス(HD、仙台市)は28日、検討していたきらやか銀への公的資金注入を「9月を目途に申請する」と発表した。
資本業務提携しているSBIグループと追加支援に関する協議を始めたことも明らかにした

同日発表の2023年3月期通期業績予想では、じもとHDの純損失は赤字幅が31億円拡大し、71億円の赤字となる見通し。
新型コロナウイルス禍で疲弊した取引企業などの支援のため、きらやか銀で予防的な引当金を追加計上したことが響いた。

 公的資金は新型コロナ禍で打撃を受けた地域経済を支えるため、資金注入の条件を緩和した金融機能強化法の「コロナ特例制度」を活用。
自己資本の充実を図り、中小企業を支えることに役立てる。
コロナ特例は通常の資金注入と異なり、おおむね15年以内の返済期限は設定されない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/62f30f6bd4a88facca07ef82fc40e10be261efbb