9日に投開票された統一地方選・前半戦の埼玉県議選で、有権者を飲食で接待し、特定の候補者への投票を呼びかけたとして、県警は28日、同県草加市、団体役員の男(78)を公職選挙法違反(供応買収、事前運動)容疑で逮捕した。
発表によると、男は県議選告示前の3月下旬、同市内で十数人の有権者に1人あたり数千円の飲食を接待し、支援する候補者への投票を呼びかけた疑い。県警は認否を明らかにしていない。
関係者によると、男は同市が選挙区の県議選南1区(定数3)で立候補した日本維新の会の新人候補の支援者。候補は4人のうち3番目の得票で初当選し、維新初の議席を得た。
公職選挙法は、有権者に金銭や物品などを渡したり、飲食接待することを禁じている。
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