転落防止対策しなかった疑い 建設会社と現場監督を書類送検
去年、三豊市の工場で、屋根の塗装作業をしていた43歳の男性が転落して死亡した事故で、観音寺労働基準監督署は、転落防止の対策を講じていなかったとして、
高松市の建設会社と現場監督の男性を、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、高松市の建設会社、「エイシン」と、52歳の現場監督の男性です。
去年2月、三豊市の工場で屋根の塗装作業をしていた43歳の男性は、屋根の上から工事用の足場に移動しようとしたところ、およそ15メートル下に転落し、全身を強く打つなどして死亡しました。
労働安全衛生法では、高さ2メートル以上の場所で作業を行う場合には、転落を防ぐため、手すりや囲いなどを設けることが規定されていますが、当時、現場ではこうした対策は講じられていなかったということです。
このため、観音寺労働基準監督署は、必要な対策を講じていなかったとして、24日、労働安全衛生法違反の疑いで高松地方検察庁に書類送検しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20230424/8030015721.html