東京電力福島第一原発事故の帰還困難区域のうち、福島県飯舘村の一部で1日、避難指示が解除された。
国が地域を認定して除染を進めた「特定復興再生拠点」(復興拠点)にあたる。
復興拠点の避難指示解除は、4月の富岡町に続き6自治体目で、今回で完了した。

 解除されたのは、同村長泥(ながどろ)地区の復興拠点186ヘクタールなど。
村によると、同拠点には62世帯197人が住民登録している。
このうち3世帯7人が4月時点で「準備宿泊」をしており、解除後も引き続き居住する見通しだ。

 長泥地区では復興拠点のほかに、人が住まなければ除染をしなくても避難指示を解除できる仕組みが初めて適用され、0・6ヘクタールが同時に解除された。

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