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電車で泣く赤ちゃんに「うるせえんだよ!!」と怒鳴る老人…。母子のまさかの反撃に「なんかスカッとした」と大反響

ゴールデンウィークは、おでかけや旅行はもちろん、お家でまったり漫画を読むのも楽しいもの。そこで今回は、ウォーカープラスで2022年度に人気だった漫画をピックアップ。SNSでしばしば話題となる交通機関での赤ちゃんの泣き声トラブルを斬新な展開で描いた、伊東さんの5コマ漫画「強い母子」を紹介しよう。

■老人のクレームに対して予想外の反撃が…!
電車内で、抱っこひもで赤ちゃんを抱えた母親と息子とみられる男の子が並んで座っている。赤ちゃんがぐずりはじめると、目の前に立っていた老人が「おい!赤ん坊の泣き声がうるせえんだよ!」と怒鳴りつけてきた。周囲の乗客は「母子に絡む老害か!?」と案じていると――。

母親は老人に対して「は?お前の方がうるせえよ!」と、まさかの一言。萎縮するかと思いきや、予想外の強い反撃に、「いや、母親も強いパターンか!」とツッコミを入れる乗客。

さらに反撃は続き、「子供を黙らせるのにはあやすしかねぇが、お前を黙らせる方法は何通りもあるってこと忘れんなよ」と凄む。母親の強烈な一言に、老人はうろたえるのであった。

■本作が生まれたきっかけはTwitter
公共の場での赤ちゃんの泣き声のトラブルに対しては実際には言い返せない母親も多く、Twitterでは「これくらいのメンタル欲しい」「強すぎて草!」とのコメントも見られた。52万超えのいいねを獲得(2023年4月21日現在)し、幅広い世代から大きな反響を集めた本作について、作者である伊東さんに伺った。

本作を描いたきっかけは、「赤ちゃんが交通機関で泣いていても親を責めるのはよくない」という類のTwitterの記事。そこから着想を得て「逆にこんな強い親子だったら面白いかも」と、ギャグに派生させたという。

52万超えの大きな反響を呼んだことについて訊いてみると、「赤ちゃんの泣き声云々…弱い人たちに対して、こうあって欲しいと関心のある人が多いんだなと思いました」と語る。ただし、伊東さんは「強い言葉で言い返したら、返って相手を煽るようなもの。あくまで漫画ですから!」と盛り上がるコメントを嗜めている。

「起・承・転・結」の4コマ漫画が一般的だが、オチをプラスした5コマ漫画というジャンルを確立した伊東さん。本作以外にも「秘儀NTR返し」や「お葬式」など10万以上のいいねを獲得するバス漫画を多発している。シュールで痛快な5コマ漫画シリーズ、ゴールデンウィークにどっぷりはまってみてはいかがだろう。