「率直に言って、増税や社会保険料の引き上げが取り沙汰されるなかで、この結果は不思議です」と首を傾げるのは、政治アナリストの伊藤惇夫氏だ。

「維新の会に勢いがあるとはいえ、野党に対する国民の期待感は下がっています。『それなら、可もなく不可もない岸田政権にまかせておくか』という、冷めた、あきらめみたいなものがあるのだと思います」(伊藤氏)

 前出の自民党担当記者は「2022年に話題となった、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)と政治の関係をめぐる問題が、有権者のなかで関心が薄れていることも支持率上昇につながっている」と言う。

https://news.yahoo.co.jp/articles/81b417b226ffefbbfa3be4ef4ed30bfa641ba0fc