ヤマトゴイ 実は外来種だった
湖沼から河川、池、今ではどこにでもいる。飼育に適した養殖系は「ヤマトゴイ」と呼ばれる。ちょっと野性的な面構えのヤツは、ノゴイとかマゴイと呼ばれてきた。が、DNAを調べたら実は全てが欧州系だった。つまり、ヤマトゴイがすでに外来種だったのだ。
では「ヤマト」の名前を奪われた日本固有の種は一体どこにいるのだろうか。いるのだ、琵琶湖の水深20メートルより深い深層部にわずかばかり。
このコイは、古くから「野鯉(ノ・ゴイ)」と呼ばれ、「野生種」「別種」という認識もあった。しかし、水深20メートルから上には「ヤマトの諸君」がわんさかいる。今まさに絶滅寸前だ。
http://www.asahi.com/area/yamagata/articles/MTW20190206060780001.html