ローマ・カトリック教会のフランシス教皇は30日、ローマ教皇庁(バチカン)がウクライナの戦争終結に向けた取り組みに参加していることを明らかにした。

ハンガリーの首都ブダペストへの3日間の訪問を終えた記者会見で語った。

この取り組みは進行中だが、まだ公表されていないと述べ、公表時には自身で詳細を明かす意向を示した。

教皇はブダペスト滞在中にオルバン首相のほか、プーチン・ロシア政権と連携するロシア正教会の代表者、イラリオン府主教と会談した。

会見では、両会談が和平を加速させるかという質問に「和平は常に窓口を開くことによって実現すると確信している。閉鎖によって成立することはあり得ない」と答えた。

ウクライナのシュミハリ首相は先週、教皇との会談で、同国からロシア領へ連れ去られた子どもたちの帰還に向けた支援を要請していた。
教皇は会見でこの支援について問われ、「教皇庁は行動を取る用意がある。なぜならそれが正義だから。間違いなく正義だ」と述べた。

https://www.cnn.co.jp/world/35203281.html