沖縄・宮古島沖の海底から2日に引き揚げられた陸上自衛隊のヘリのフライトデータレコーダー(FDR)が、機内に設置された状態で見つかっていたことがわかった。外見上、大きな損傷は見当たらないという。防衛省は民間業者の協力を得てデータを抽出し、解析する方針だ。

 ヘリは多用途の「UH60JA」。4月6日、現場海域で隊員10人が乗ったまま消息を絶った。海底で見つかった機体は今月2日、民間船舶のクレーンで主要部が引き揚げられ、移送先の港でFDRも回収された。

 FDRは、飛行時の機体の高度や速度、機内の音声などを記録するとされる。UH60JAの場合、胴体後部の内側に設置される。防衛省が2日に引き揚げた機体主要部を調べた結果、胴体後部の内側に取り付けてある状態で見つかり、外見上は大きな損傷は見られなかったという

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