ロシアの首都モスクワの中心部クレムリンに3日、ドローン(無人航空機)2機が墜落したことをめぐり、ロシアはウクライナがプーチン大統領の暗殺を試みた攻撃だったと主張している。
だが、ウクライナのゼレンスキー大統領は「私たちはプーチン(大統領)もモスクワも攻撃しない」と否定している。
ウクライナを支援する米政府の高官らは3日、攻撃の主体などについて判断を保留し、慎重に反応した。

ブリンケン国務長官は米紙ワシントン・ポストのイベントで「報道は見たが、いかなる形でも確認できない。単純に我々は何にも知らない」と語った。
その上で「わたしはクレムリン(ロシアの大統領府)から出てくるものは何でも疑ってかかる」と語り、プーチン大統領の暗殺を狙ったウクライナの犯行だというロシアの主張には懐疑的な姿勢を示した。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官も記者会見で「報道は把握しているが、現時点では真偽を確認することはできない。何が起きたかについて臆測はしたくない」と強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8f3a526eaaeb254730e0823b7fd29a78f35f390f