抜粋
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今回は、日本共産党の得票数がなぜこの7年間で4割も激減したのか、606万票(14年衆)から361万票(22年参)まで
ゴッソリ減ったのか、その理由について考えたい。
最初に結論を言えば、答えは、間違った「野党共闘」路線に舵を切ったからである。
9条と25条を守る革新護憲の政党のはずが、ずるずると基本政策を変え、日米安保容認の方向性を示し、10年前は言ってなかった新奇な政策
(ジェンダー・マイノリティ・LGBT)を看板に押し出したからである。

時代に迎合して党の基本理念を疎かにし、リベラリズムの党(アメリカ民主党日本支部)に変貌したからだ。
さらに言えば、日本共産党の活動のイメージが暴力集団しばき隊の跳梁跋扈と重なる弊害が目立ったからだ。
この10年間で組織のイメージを毀損し、従来の支持者が評価してきた嘗ての集団の価値を失ったからだ。

■ ポリコレ政策のメッセージは票になるのか??ジェンダー・マイノリティ・LGBTの「多様性」の価値にフォーカスしたいわゆるポリコレ政策が、
選挙では票を集める武器にならないという認識と指摘を、私はブログで何度も述べてきた。
その問題意識と関連して言うと、直近の3度の選挙で日本共産党の半分以上の得票を得て存在感を示しているれいわ新選組は、
感覚として、あまりポリコレ政策を強調していない。最近の山本太郎の公約の目玉は「奨学金チャラ」だが、これは大胆で印象的な訴えだった。
ポリコレ政策を熱弁する日本共産党と対比して、れいわ新選組は格差・貧困の問題に注力しているように窺え、
山本太郎のその視座と姿勢は一貫しているように見える。れいわ新選組の得票の大部分は、日本共産党から浮気で移った票であることは疑いなく、
だからこそ木下ちがやとしばき隊が半狂乱でれいわ叩きを絶叫していたのである。
左派の有権者が求めているのは、ポリコレ政策ではなく格差・貧困を解決する政策なのではないか。

https://note.com/yoniumuhibi/n/ncac3d2a14a54