文雄「ねぇ、これから日本はどうなるんだろうね」文雄の目を見た。なにも言えず僕は歩いた。 [533955596]
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僕は悲しそうな目を反らして足元を眺め、そこから足元にぽつぽつと跡をつけ始めた雨の埃っぽい匂いから逃げるように上を向いた。 ほとんどの人が半裸でどんぐり集めてても
なんとかなったんだからどうにでもなるだろ そう言うと文雄はインド太平洋地域のインフラ支援に官民で750億ドル(約10兆円)をバラ撒いた。
僕は黙って見ているしかなかった。 考えたって分からないし
生きてるだけでも苦しいし
景気とか良くならないし
政策とか適当でいいよ
どうでもいいんだ 夕暮れの街を歩く二人。街灯が灯り始め、静かな時間が流れていた。文雄は重い口調で続けた。「政治は難しい。僕たちの生活を支えるために、税金が必要なんだ。でも、その負担が過剰になってしまっているかもしれない。君が思うように簡単に解決できる問題じゃないんだよ」
僕は深くうなずき、彼の言葉を黙って受け入れた。反自民党だからといって、簡単に文雄を攻撃することはできなかった。しかし、自分が生きるために稼いだわずかな収入が、ますます消えていくことに苦しんでいた。二人はしばらく、黙々と歩き続けた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています