ニート支援、学生も対象に 厚労省がサポステ拡充

 厚生労働省は8日、ニートなどの若者の自立を支援する相談施設「地域若者サポートステーション(サポステ)」の見直し案を発表した。
中学、高校、大学に在学する生徒・学生も支援の対象に加える。
施設の職員が学校や自宅を訪ね、将来のキャリアや就職活動の相談に乗る。
早めに支援することでニート状態に陥らないようにする。

 サポステは厚労省が委託した特定非営利活動法人(NPO法人)や株式会社などが運営する。
2012年度は全国116カ所に設置されているが、厚労省は13年度予算で140カ所まで拡充する予算を要求している。
拠点数を増加させると同時に、支援策も充実させる。
学校と連携し、中退者の情報を共有。時間をあけずに転校や就職の相談に乗ることで、ニート状態の長期化も防ぐ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0802C_Y2A101C1EE8000/