ケツマンコの中を潜り抜けると、草花が見えた
肥沃な大地に燦々とした太陽、優しく肌を撫ぜる春の風
かつて見たことのない光景に細胞が震えたのを覚えている

一歩踏み出してみると、そこはどこか懐かしい景色のように感じた
目の前には森が見える
遠くには巨大な山脈があるようだ

この先には何があるのだろうか?
持っているのは安タバコとライター、スマホだけ
しかし元来た道を戻ろうとは思えない
あの先を見てみたいと、そう思う自分がいる

考えるより先に体が動く
目指すはあの山々の先だ

何もない、何も分からない

だからこそ行くのだろう
何かがあることを求めて

何もなかった人生に、何か意味を見つけるために

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