女医会120周年式典で講演を務めた  “重すぎる扉を開いた”歴史に圧倒、女性たちの闘いは今も続く
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最近のSNSなどで、フェミニストやモノ言う女たちへのバッシングが激しくなっているのを感じる。わざわざ女だけが集まる場にいって嫌がらせをするアンチフェミな機運は、明治時代からあまり変わっていないのではないか。荻野吟子をはじめ、社会的地位を自ら勝ち取った女性たちが、男たちに買われる若い女性たちのために尽力し、公娼制度を禁止するために激しく運動するような状況も、今もまだ継続している闘いなのではないか。デジタル化された古い資料を国会図書館のパソコンで見ながら、体が熱くなるのを感じる。男女平等の憲法はある、法的な権利はそれ相応に得ている、そもそも公娼制度は戦後アメリカによって強制終了させられている。でもなにか根本的なところで……明治とどのくらい違っているの?