セルビアのアレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は5日、1週間に2度も銃撃事件が発生したことを受けて、銃の大規模な規制強化を表明した。
同国では3日、首都ベオグラードの学校で13歳の少年が銃撃に及び、生徒8人を含む9人が死亡。
それから48時間もたたないうちに再び銃撃事件が起こり、8人が死亡した。
ブチッチ大統領は「セルビアのほぼ完全な武装解除を行う」と表明。
国民から銃数十万丁を回収するとともに、登録されている武器の大規模な調査と、違法武器の取り締まりを行うとする計画を発表した。
大統領は3日の事件の後、国内に76万丁以上の銃器が登録されていると述べていた。
人口約680万人のセルビアでは銃の所有率が高く、射撃場も人気だが、銃器の所持には特別な許可が必要となる。
同国を含むバルカン半島(Balkans)では、1990年代初頭から続いたユーゴスラビア紛争を背景に大量の武器が流通した。
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