「オタクにやさしいギャル」はいつ生まれた? 歴史を変えた3人のカリスマ的ギャル
2023.05.03

「オタクにやさしいギャル」の始祖は誰?

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いつの間にかオタクサークルに入り浸っていた、底抜けに明るいギャル! 画像は『げんしけん』1巻(講談社)

 フィクションに登場するキャラクターの属性として、今やすっかり定番となった「オタクにやさしいギャル」。今年の冬アニメで話題になった『お兄ちゃんはおしまい!』にも、見るからにオタクにやさしそうな穂月かえでというギャルが登場し、視聴者を虜(とりこ)にしていました。

 しかし冷静に考えるなら、いわゆる「オタク」と「ギャル」は交わることのない存在だったはずです。一体いつから二次元の世界で、このジャンルが市民権を得たのでしょうか。

 ギャルの描き方に一石を投じたキャラクターとしてまず挙げたいのが、木尾士目先生原作の人気マンガ『げんしけん』に登場する春日部咲です。同作はオタクたちが集まる大学のサークル「現視研」の日常を描いた物語で、当初の咲はオタクに厳しいキャラクターとして登場しました。

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