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洪水期来る
『三重』7月29日、ヘスター台風は近畿一帯を襲い、またも各所で水害が起こりました。三重県下では鼓ヶ浦(つづみがうら)をはじめ、方々で鉄道が不通となり、作物も大きな被害を受けました『岩手』いよいよやってきた洪水の季節を迎えて、水害の町、一関市では水防法実施の8月3日、初の水防演習を磐井川堤防で行いました。鐘の合図で500名の水防隊員が一斉に出動。土のうと竹やりで、あっという間に堤防に防御施設を造り、平生の手並みの程を見せました。しかし果たしてこれで洪水が防げるかどうか。一昨年、昨年と台風のたびに続けて決壊した本物の堤防工事は予算の削減から遅々として進まず、せっかく造った堤にも割れ目ができる始末です。半ば諦めながら、それでも復旧工事に必死な土地の人々の前に、今年もまた洪水の危機が迫ってきています