日本棋院所属の最年少囲碁棋士、柳原咲輝初段(12)が1日、うれしいプロ初勝利を挙げた。
東京・市ケ谷「日本棋院」で打たれた第50期天元戦予選Cの松原大成六段(50)戦で、266手までで白(後手)番5目半勝ちした。
「1つ勝てて、大きな自信につながります」。プロ3戦目、中学進学初戦での初勝利に、顔をほころばせた。いったんリードを許したが、落ち着いて対応する。形勢がいいと判断した終盤は安全に局面を進めた。
◆柳原咲輝(やなぎはら・さき)2010年(平22)10月6日生まれ。東京都出身。初段。3歳の時に両親から囲碁を学ぶ。20年7月、日本棋院の棋士養成機関「院生」に。22年1月の女流特別採用棋士試験は次点。同年8月、第37回ワールドユース選手権年少の部準優勝。これらの実績が評価され、女流特別採用推薦棋士として今年4月1日付でプロに。「名探偵コナン」が大好きで、時間があれば最新映画「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」を見たいという。
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