米テキサス州ブラウンズビルで7日、車が歩行者をはね、7人が死亡し、少なくとも10人がけがをした。町はメキシコ国境に隣接しており、現場のすぐそばには南米などからの移民向けのシェルターがあった。当局が事故の原因を調べている。
地元メディアなどによると、7日朝、車がバス停で待っていた人々に突っ込んだ。バス停の向かいには、移民らが宿泊できるホームレス用のシェルターがあった。この施設の担当者はAP通信に対し、車はバス停の縁石で座っていた人々をはねた後、約10メートル離れた歩道にいた歩行者もはねた、と証言した。
このシェルターには、南米のベネズエラやコロンビアなどからの移民が滞在していたという。事故を目撃したベネズエラ人男性はAFP通信の取材に、運転手が事故を起こす直前に、「身ぶりで我々を侮辱した」と語った。
事故の被害者には移民も含まれるとみられる。車の運転手は現場で拘束され、逮捕された。地元警察は、事故が意図的なものだったかどうかは不明だとしている。(ワシントン=清宮涼)
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