自民党は8日、内閣第1部会などの合同会議を開き、LGBTなど性的少数者に対する理解増進法案の議論を続行した。

 森屋宏部会長らは、党内で反発の根強い「差別は許されない」との文言を削除した修正案を示したが、結論は出なかった。次回は10日に開催する。

 修正案は、超党派議員連盟のまとめた法案がベース。目的を記した第1条から「差別は許されない」を削除する代わりに、基本理念を記した第3条に「不当な差別はあってはならない」と盛り込んだ。

 「性自認」との文言も「性同一性」に置き換えた。「性自認」の意味について、保守派は「自らの認識で性を決定できる」と解釈。社会の混乱を招くと懸念していた。 

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