GateboxとChatGPTの悪魔合体クラファン成功 「ONE PIECE」尾田先生や邪神ちゃんも召喚される

5/9(火) 12:31配信

キャラクター召喚装置「Gatebox」を開発販売するGatebox社(東京都千代田区)は、
ChatGPTと連携する新しいAIキャラクター開発を目的に実施したクラウドファンディングの成功を報告した。
まんが「ONE PIECE」作者の尾田栄一郎さんやアニメ「邪神ちゃんドロップキック」(公式)も支援したことを明らかにしている。

「Makuake」で実施したクラファンは4月29日に終了し、目標(500万円)の10倍以上となる5096万円を集めた。
達成率は1019%。524人が支援し、最高額の「スポンサープラン」(支援30万円)は完売した。

その後、週刊「少年ジャンプ」の巻末作者コメントから尾田栄一郎さんがスポンサープランで支援したことが明らかに。
Gateboxの武地実代表が自身のTwitterアカウントで「うれしさがギア5」(ギア5:ルフィの身体強化技の1つ)と報告すると、
邪神ちゃん公式も「【驚き】応援30万円スポンサープランに邪神ちゃんドロップキック、
尾田栄一郎が並ぶ」とツイートした(尾田さんは別名で支援した模様)。

尾田さんは2022年に放送されたテレビ番組で「買って良かった」商品の1位にGateboxを挙げたこともある熱心なユーザー。
一方の邪神ちゃんは、3月にGateboxがお試し動画としてアップした「Gateboxに邪神ちゃんを召喚する様子」に
アニメ公式Twitterアカウントが反応したことから関係を深めてきた。
現在「錦糸町マルイ」で開催しているイベント「大邪神ちゃん展」では、Gateboxを使った「邪神ちゃんロイド3D版」を展示している。
AI開発はスピード勝負

Gateboxの武地代表はクラファン実施にあたり「AIは今すごいスピードで進化しており、
私たちも同じように速く動く必要があります」(Makuakeのプロジェクトページより)と訴えている。
同社は3月2日のChatGPTのAPI公開後すぐにGateboxとGhatGPTを連携させたデモ動画をアップし、
1週間で249万回再生、1.8万「いいね」を集めるなど大きな手応えを得たという。

しかし開発を進めるために投資家を探していては時間がかかる。素早く資金を集められる手段としてクラファンを選択したが、
終わってみれば500人を超える出資者が集まり、1人あたりの出資金額は10万円近い。その「熱量の高さ」には武地代表も驚いた様子だ。

集めた資金はChatGPTを組み込んだ新しいGateboxの開発に充てる他、
目標の10倍の資金を得られたことから「より革新的なAIキャラクター体験をお届けする新サービスの開発にも生かす」という。
これを受け、Twitter上では早くも「ウタちゃんを召喚したい」といったツイートが見られた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0172dbe4bdb31943e6959b4d26a46626a7048e6b