なぜ、人通りの多い、銀座の高級時計店を狙ったのか!見えてくる組織的犯罪グループの狙い
https://news.yahoo.co.jp/byline/tadafumiaki/20230510-00349006

5月8日の18時過ぎに、銀座の高級時計店に男らが押し入り、100点もの商品を奪い逃走しました。しかしあっけないもので、その約30分後には、少年ら4人が次々に逮捕されます。

それにしても、18時とはいえ、日もあり、人の目につくなかで、なぜ銀座の高級時計店を狙ったのでしょうか。

それは、犯罪者が狙う時計が、数多くこの店にあったからだと考えています。

少年らが、闇バイトで集められた可能性
まず考えなければならないのは、今回の犯行が組織的犯罪グループによるものかどうかです。

すでに逮捕された犯人らの供述から「お互いのことは知らない」ということですので、組織的犯罪グループが闇バイトといった募集で集めた可能性は高くなってきています。とすれば、少年らに指示する人物がどこかにいることになります。

それは一連の犯行を見てもわかります。お互いを知らない寄せ集めの10代のグループでありながら、人通りの多い銀座の高級時計店に押し入り、短時間で100点もの腕時計を奪っています。しかも用意周到に、同じ仮面を用意して、逃走用の車はナンバープレートも付けかえていたのですから、これは組織的グループの上層部からの指示を受けて行ったと考えてよいと思います。

ハイブリッドな犯罪の手口に進化
さらに犯人が逮捕されたのに、今も見つかっていない腕時計が70点あるとされています。

実行犯らがつかまっても、奪ったものが、どこにあるかわからない。

これは、過去に詐欺グループが行ってきた手口と同じで、現金を直接に騙し取る「受け子」はつかまりますが、高齢者から詐取されたお金はどこに行ってしまっているかわからない状況と同じです。

すでに逮捕されているルフィーを名乗る強盗団にみられるように、近年の犯罪グループは、詐欺などを行っていたところが、現金を騙し取るだけでなく、キャッシュカードを詐取してきたり、さらに強盗という手段も取り入れるという、ハイブリットな犯罪の手口に進化してきています。



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