山口県がトヨタの最高級車「センチュリー」を貴賓車として2090万円で購入したのは裁量権を逸脱した違法な公金の支出だとして、元県職員の松林俊治さん(76)が県を相手取り、村岡嗣政(つぐまさ)知事に購入費を請求するよう求めた住民訴訟の控訴審判決が10日、広島高裁(西井和徒裁判長)であった。高裁は、全額を知事に請求するよう県に命じた1審・山口地裁判決を取り消し、原告の訴えを退けた。判決は「購入は裁量権の範囲を逸脱、乱用したものとは評価できず、支出が違法であるとも言えない」とした。

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