ソフトバンク、和製チャットGPT立ち上げで新会社-1000人選別

国内通信大手のソフトバンクの宮川潤一社長は10日、和製のチャットGPTの立ち上げを目指し3月に新会社を発足したことを明らかにした。人工知能(AI)に関わる1000人を選別したという。

  決算説明会で宮川社長は、チャットGPTについては「死ぬほどポジティブ。人間が想像しなかった答えを出し始めてる。ついにシンギュラリティが始まったと肌で感じている」と述べた。

  宮川社長は機密情報の扱いや法令順守を徹底した上でチャットGPTを使い倒すよう社内に通達、ソフトバンクグループの孫正義社長も社内のエンジニアを対象に使い方について講演したことを明らかにした。

  宮川社長は生成AI(人工知能)の取り組みについて、「何をやるとオープンAIに追いつけるのか」を研究中だとし、「米国、中国に勝てる勝てないではなく、やらなければ今後の参加権がなくなる」とし、一日の会議のほとんどはチャットGPTに関わるものだと明かした。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RTYP17T0AFB501