https://www.sankei.com/article/20230509-WCO7SZ6AXJJBPM3SE63GO5IGIY/
ダイキン、最高益更新 エアコンの値上げ寄与
ダイキン工業が９日発表した令和５年３月期連結決算は、売上高が前期比２８・１％増の３兆９８１５億円、最終利益が１８・４％増の２５７７億円となり、ともに過去最高を更新した。主力のエアコンの販売価格引き上げが寄与した。
空調関連事業は、日本での売上高が前期並みだったが、北米でのエアコン販売が好調だったほか、欧州でも省エネに特化した製品の販売が増えた。中国では上海のロックダウン（都市封鎖）の影響で一時販売が減少したが、封鎖解除後に盛り返し、前期並みを確保した。
６年３月期の連結業績予想は売上高が３・０％増の４兆１千億円、最終利益は２・４％増の２６４０億円とし、いずれも過去最高を見込む。大阪市で開いた決算会見で十河政則社長は「電気代の高騰は続いており、省エネ性能の高い高付加価値商品で違いを出していきたい」と話した。
