気象庁「今後1週間 最大震度5強程度の地震に注意を」

千葉県木更津市で震度5強の揺れを観測した地震について、気象庁は午前6時15分から記者会見を開きました。
この中で鎌谷紀子地震津波監視課長は「揺れの強かった地域では落石や崖崩れなどの危険性が高まっているので、今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい」と述べました。
そのうえで、「揺れの強かった地域では今後1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意してほしい。特に今後2、3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるので注意してほしい」と呼びかけました。
地震が早朝の時間帯に発生したことについては、「休んでいた方が多い時間帯だ。揺れが来てもすばやい行動ができないと思うので、寝る場所の近くでは周りにものが落ちてこないようにすることやスリッパを置いておくことが大切だ。また、停電したときに備えて懐中電灯を準備してほしい」と話しました。
さらに、「首都圏は高い建物が多く、エレベーターが止まってしまうことも考えられる。高いところから物が降ってくることが考えられるので注意してほしい」と呼びかけていました。
また、震源の周辺の特徴や地震のメカニズムについて、「今回の地震は関東の地下に沈み込んでいる『フィリピン海プレート』の内部で発生した。震源付近は過去にマグニチュード6クラスや5クラスの地震が多く起きている場所だ」と説明しました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20230511/1080020562.html