三笘薫 初著書6・22発売 異例の初版5万部、300ページ超「VISION 夢を叶える逆算思考」
ブライトンの日本代表MF三笘薫(25)が初の著書となる「VISION 夢を叶える逆算思考」(双葉社刊)を6月22日に発売することが11日、分かった。三笘の全てをつくったとされる夢をかなえる逆転思考法、昨年のW杯カタール大会のスペイン戦では勝利につながるアシスト「三笘の1ミリ」がなぜ生まれたかなどのキャリア全秘話を同書でつづっている。今季プレミアリーグで日本人最多を更新する7得点を挙げ、なおも上を目指して成長を続けるドリブラーの120のメソッドを初めて明かしている。 三笘は幼少期から夢を実現するために常に目標から逆算してきた。同書のタイトルにもなっており、また帯の本人の言葉にあるように、ブレない考え方で計画を立て、目標達成を積み重ねて行動してきた。その逆算思考や夢を実現するために伝えたい「自分しかない武器の作り方」などのメソッドが120項目、300ページ以上収録。初版5万部は、通常で3000部とされる一般的なスポーツ関連の著書では異例中の異例だ。
三笘は「なぜ大学卒業後から、日本代表や世界でプレーできる選手になったのか。サッカーのお話だけでなく、人生を変えるための“諦めない力”や、日本人が世界で活躍するための“仕掛ける力”の大切さなどについても書かせていただいています」と出版にあたってのコメントを寄せている。
興味深いのが世界的に話題を集めた「三笘の1ミリ」の裏側だ。このプレーが生まれた背景にあるゲームを読む力やどんな状況でも諦めない力など、これまで一切語られてこなかった秘話やこのプレーを通じて伝えたいメッセージを収録。また、日本代表の森保一監督と涙ながらに語り合った抱擁秘話、決勝戦で見たメッシ(アルゼンチン)やエムバベ(フランス)のドリブル分析などのW杯でのエピソードも明かされる。
ドリブルを武器として世界の舞台で戦う唯一無二のドリブラーをつくった幼少期のドリブル基礎練習法や、小中高大全世代からの伸ばし方、自ら仕掛ける意識を持つことの重要性など、世界で勝負するためのメンタル、フィジカル、食事、走りなどの秘訣(ひけつ)を伝授。それ以外にも三笘が得意とするもう一つの武器とされるアウトサイドパスがなぜできるようになったか、などサッカー選手として常に高い目標を持ち、日々アップデートしていくことの大切さを語っている。
幼少期の三笘家の教育法や英語の早期学習の必要性、簡単ストレッチ法、リーダー論、睡眠法、海外挑戦ではどうやって壁を乗り越えるかなどはサッカー選手の親子に限らず幅広い世代にも必見の内容だ。同書を企画担当する双葉社の渡辺拓滋編集局次長は「初版部数は異例の5万部、ページ数は300を超える、三笘薫選手の全キャリアと120のメソッド全てがご自身の言葉で書かれております。スポーツ史に残るであろう一冊となっております。ぜひ、日本のみならず世界中の多くの方々にお読みいただけましたら」と出版社としてコメントした。
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2023/05/12/kiji/20230511s00002014729000c.html?amp=1
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