「東日本と西日本の境目」ついに決定! 全国の読者が選んだ境界線がこちら

https://j-town.net/2020/12/31316704.html?p=all

日本を東西に分けたとき、東日本と西日本の境目ってどこだろう。

みなさんは、そんな疑問を抱いたことはないだろうか。

実はこれ、Jタウンネット編集部が日々悩まされている難問なのだ。

東京、もしくは大阪について語る時、話は簡単だ。東京は東日本で、大阪は西日本。「違う」という人は、おそらくいないだろう。

では、名古屋ならどうだろう。かなり悩む人も多いのではないだろうか。

国語辞典を引いてみると、日本国語大辞典(小学館、ジャパンナレッジ版)でも広辞苑(岩波書店、第七版)でも、東日本は「日本の東半分」、西日本は「日本の西半分」と記載されているが、その境目がどこかは明らかにされていない。

「中部地方以東(西)」(日本国語大辞典)あるいは「中部地方を含めそれ以東(西)」(広辞苑)と表現されており、中部地方がどちらなのか、わからないのだ。

そこで、Jタウンネットでは「東日本と西日本の境目」を見極めるべく、2019年8月6日から20年12月18日にかけてアンケート調査を実施した。

テーマはズバリ「東日本と西日本の『境目』って、どこだと思う?」。

調査の結果、3508票が集まった。果たして、Jタウンネット読者が考える東西の境目は、どこにあるのだろう。


静岡がポイントだった?

選択肢として用意したのは、4つの境目。

(1)NTT東日本のサービス提供範囲を「東日本」、NTT西日本のサービス提供範囲を「西日本」とするもの。新潟、長野、山梨、神奈川までが東日本、それより西側が西日本となる。

(2)電気の周波数によるもの。送られている電気が50ヘルツの地域を「東日本」、60ヘルツの地域を「西日本」とする。新潟と山梨の全て、長野と静岡の一部を「東日本」、それより西側が西日本となる。

(3)気象庁の区分に準ずるもの。福井、岐阜、愛知、三重までが「東日本」、それより西側が「西日本」となる。

(4)「糸魚川静岡構造線」と呼ばれる大断層線の東を「東日本」、西を「西日本」とするもの。長野、新潟・山梨・静岡が東西に分かれる区分けだ。

これら4つから、読者に「東日本と西日本の境目」を選んだもらった結果が、こちら。

https://i.imgur.com/UWLLZ7J.jpg

最も多くの読者が選んだのは、(4)。「糸魚川静岡構造線」が東西の境目だと考える人が29.6%を占める結果となった。

これに続くのが26.2%の(2)電気の周波数による区分と、26.0%の(3)気象庁の区分。この2つには票差がほとんどなかった。

(1)NTTによる区分を選んだのは18.2%。4つの選択肢の中では、明らかに少ない票数だった。