マスクは積極的に外すべき…公衆衛生に詳しい専門医が推奨 WHOも「緊急事態」の宣言解除
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新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月8日に2類相当から5類に変わった。

 それでも、「新型コロナ感染症は消滅したわけではない。まだマスクは外すべきではない」との意見も少なくない。どう考えるべきか? 公衆衛生に詳しい、岩室紳也医師に聞いた。

「いまも周囲の目を気にしてマスク着用を習慣化している人は少なくありません。しかし、そろそろ何のためにマスクをしているかを考え、積極的にマスクを外すべきです。新型コロナの正体がわからなかった流行初期の段階は別にして、個々人が行う感染予防対策だけでは防ぎ得ない感染症に対して、海外がすでに実践しているように集団免疫を目指すべきです。すなわち、感染した人たちが80%を超えれば結果としてその集団の予防になるのです。ワクチン接種による集団免疫獲得は一定の効果があり、2021年の10月から12月にかけて日本人のワクチン接種率が80%を超えた結果、感染者の報告は激減し続けました。
しかし、当時はさまざまな理由からその後のワクチン接種が先延ばしとなり、結果として集団免疫力が下がり、第6波となりました。この時期を除き日本が最後まで新型コロナに苦しんだのは、抗体を持つ人の割合が他の国に比べて低いからです。その原因は、抗体保有者を増やす手段としてワクチン接種による免疫獲得も徹底されない上に、感染することへの恐怖心があおられ続けたからです。
つまり、80%の人がワクチンを4カ月程度の短い期間で打ち続けないのであれば、実際にウイルスに感染しても重症化しない人の割合を80%に高める必要があります。特に若く元気な人はマスクは原則外しつつ、他の人の飛沫が口に入らないようにすればいいのです。そうすることで不顕性感染が増えて、抗体保有者が多くなり、感染弱者を守る集団免疫が完成します」