https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-05-12/2023051201_06_0.html
おとなへの不信感が原点でした。それまで「死して護国の盾となれ」と教えていた先生が敗戦とともに一変。
「みんな、民主主義ってのはいいもんだな」。恥ずかしげのない態度に、あぜんとするやら、頭にくるやら
子どもがおとなにだまされた。疎開先で空襲にもあったノッポ少年が生涯もち続けた思い。
子どものことを、敬意を表して「小さい人」と呼んだのも、その裏返しでした。小さい人たちの洞察力の鋭さはおとなの比ではない。
人間のずるさに対する正義感とか、物事に対してフェアであろうとする気持ちは子どものほうが絶対に上。
訃報が伝わった高見のっぽさんが著書のなかで語っていました(『ノッポさんの「小さい人」となかよくできるかな?』)
いつも子どもたちに注いできた温かいまなざし。それを脅かす戦争に通じる動きや、自然を壊す原発には反対の声をあげてきました。
「平和な日本を、小さい人に残したい。大きな人の責任ですね」
1964年から読み続けていると話していた本紙にもたびたび登場。権力の横暴にあらがう人びとの姿を伝えてほしいと期待を込めていました。
幅ひろい世代やさまざまな価値観をもつ人たちに向けた新聞になることを期待しながら。長く子ども向けの番組をうけもち、本気で向き合ってきたノッポさん。
自分本位のおとなたちが増えたと嘆く一方で、小さい人たちの未来を信じていました。
どこまでも優しげな笑顔で、いまもどこかで呼びかけているでしょう。「できるかな」

高見のっぽさん、「安倍総理は信じられない」 [419054184]
https://greta.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1683778887/