三菱重工が過去最高の売上収益、発電用ガスタービンは世界シェアトップに

三菱重工業は2023年5月10日、2022年度(2023年3月期)の連結決算を発表した。売上収益は前年度比8.9%増の4兆2027億円、
事業利益は同20.6%増の1933億円と、増収増益だった。特に売上収益は全事業セグメントで前年度実績を上回り、過去最高だった。

 決算説明会で、同社取締役社長兼CEO(最高経営責任者)の泉澤清次氏は「コロナ禍からの市況回復といった外的要因もあるが、
事業拡大と生産性向上が奏功した」と話した。

 主力のエナジー部門のうち、ガスタービンコンバインドサイクル(GTCC)事業が好調で、
売上収益は前年度比19%増の7368億円と、2019年度から4年連続で右肩上がりとなった。
売上収益の内訳を見ると、ガスタービン本体の新設はおよそ半分で、残り半分を関連サービスで稼いでいる。

 同社によると、2022年における同社の発電用ガスタービンの世界シェアは33%(出力ベース)で世界トップだった。
新設案件では大型ガスタービンを16台受注。世界的なカーボンニュートラルへの動きを背景に、
「高効率なガスタービンへの引き合いが活発になっている」(泉澤氏)とした。

以下ソース
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/15154/