日本男子は金1個に低迷 パリ五輪へ強化が急務 柔道世界選手権

 ◇柔道世界選手権第7日(2023年5月13日 カタール・ドーハ)

 男子100キロ超級で、昨年2位の斉藤立(国士舘大)は敗者復活戦で敗れ7位、21年王者の影浦心(日本中央競馬会)は敗者復活戦で斉藤に勝ち、3位決定戦に進んだ。この結果、今大会の日本男子の金メダルは、66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三(パーク24)の1個で確定した。

 世界選手権で日本男子が金メダル1個にとどまるのは、金0個(銀1個、銅1個)と大惨敗を喫した09年ロッテルダム大会以来の低調ぶり。10年東京大会以降は10大会連続で複数個の金メダルを獲得してきただけに、厳しい結果となった。

 日本男子は21年東京五輪では、史上最多の金メダル5個を獲得。早くも1年後にパリ五輪が控える中、代表候補選手の底上げと強化が急務となっている。
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