ウクライナ軍、深夜にロシア軍塹壕近くにいた野生のキツネをドローンで安全な場所まで誘導してから爆弾投下
2022年2月にロシア軍がウクライナに侵攻。ロシア軍によるウクライナへの攻撃やウクライナ軍によるロシア軍侵攻阻止のために、攻撃用の軍事ドローンが多く活用されている。また民用品ドローンも監視・偵察のために両軍によって多く使用されている。そして両軍でドローンの撃墜が繰り返されている。
ウクライナ軍もロシア軍も深夜や早朝など暗闇にドローンで攻撃を多く行っている。ドローンは探知したらすぐに撃破されるので、目視しにくく多くの兵士が寝ている深夜に攻撃が行われやすい。ウクライナ軍では小型民生品ドローンに爆弾を搭載してロシア軍に投下して爆発させたり、ドローンごと塹壕や軍事施設に突っ込んでいき爆発させる、いわゆる神風ドローンで攻撃を行っている。夜でもサーマルカメラを搭載したドローンがほとんどなので、ドローンを操縦している方からは地上の様子がよく見える。
そんななか、ウクライナ軍の部隊が深夜にロシア軍の塹壕を攻撃しようとしたら、ロシア軍の近くで野生のキツネを発見。ドローンに搭載した爆弾がキツネに被弾しないようにドローンでキツネを安全な場所まで誘導していた。ドローンの音にびっくりしているのかキツネが逃げようとしている様子が上空からドローンのサーマルカメラで撮影されている。ときおりキツネが上空のドローンのほうを見上げていたり、一目散に走って逃げているのもわかる。その貴重なシーンの動画を公開していた。
キツネを安全な場所まで誘導していなくなったことを確認してから、ウクライナ軍のドローンからロシア軍の塹壕に爆弾を投下して爆発させていた。ドローンの音で野生のキツネを追い払っていたが、塹壕のロシア兵はドローンの音に気が付かなかったのか、地対空ミサイルやジャミングなどでドローンを迎撃したり破壊しようとする気配もなく爆弾を投下されていた。
https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20230514-00349375
