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大阪の聖徳太子ゆかりの四天王寺で「聖霊会」

聖徳太子ゆかりの大阪の四天王寺で、22日、大規模な法要「聖霊会(しょうりょうえ)」が行われ大勢の人が訪れました。

大阪・天王寺区にある四天王寺は、聖徳太子が建立したと伝わる寺で、毎年4月22日に、「聖霊会」が行われています。
22日は、天候にも恵まれ、多くの人が訪れる中、僧侶や舞人などおよそ100人が笛や太鼓を鳴らしながら、境内を練り歩いたあと、国の重要文化財の「石舞台」で、舞楽が奉納されました。
このうち「蘇利古(そりこ)」と言われる舞では、人の顔のような模様が描かれた布を顔の前につけた5人の舞人が動きを合わせて、優雅に舞っていました。
集まった人たちは、写真を撮るなどして珍しい舞に見入っていました。
50代の女性は「日本独自の音と舞で、伝統を感じ、とてもいいなと思いました」と話していました。
また80代の男性は「何度も来ていますが、きれいですね。伝統をつないで残していってもらいたいです」と話していました。