グーグルの「生成AI検索」がニュースサイトを破壊する
生成AIは、オープンなウェブ上にあるすべての情報から学習を行い、それをもとに会話調の回答を作成する。
「ユーザーが特定の情報を深く掘り下げたい場合は、スナップショットに添えられたリンクから確認できる」と、グーグルはプレゼンテーションで説明した。
なぜこの検索がパブリッシャーに害を及ぼすことになるのかというと、グーグルはウェブで利用可能なコンテンツを使って、
質問に対する答えを作成しているが、同社の検索エンジンの利用者は、実際にその情報が含まれているページを訪問する必要がなくなるからだ。
一方、パブリッシャーたちの多くは、サイトに掲載した広告から収益を得ており、サイトの訪問数の減少は死活問題だ。
コンテンツの有料化が促進される?
グーグルは、透明性を保つために情報の出典元を明示し、そのリンクが本当にクリックされることを示唆しようとしている。
しかし、筆者に言わせれば、これはウィキペディアの各項目の一番下にあるリンク集を人々がクリックすると言っているようなものだ。
確かに、そのトピックに強い関心を持つ人なら、そのリンクをクリックするかもしれない。しかし、大多数のユーザーは、出典元のリンクをクリックしない。
つまり、このようにして、グーグル検索の回答は、新聞社や雑誌社、ニュースサイトのビジネスを脅かすことになる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/eff55516813e39d93868e08db6183924a4774eff?page=1