杉原の功績、米にも刻め 知事、ホロコースト記念博物館に関連資料贈る

訪米中の大村秀章知事は十四日、首都ワシントンのホロコースト記念博物館を訪れ、第二次大戦中に多くのユダヤ人難民を救った外交官、杉原千畝の功績を紹介する県の施設「センポ・スギハラ・メモリアル」の関連資料を寄贈した。

 駐リトアニア領事代理としてユダヤ人に日本通過ビザを発給した杉原は名古屋市で少年時代を過ごしたことから、県が二〇一八年に母校の県立瑞陵高校(名古屋市瑞穂区)に屋外型展示施設を整備。今回、施設の概要を記した資料やアルバム、記念冊子を贈った。寄贈した資料は、他の杉原の文献とともに博物館内の図書館に保管される。
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