「後継者のジュリーさんを陰ながら支えてきたのが、現副社長の白波瀬さん」と話す前出の大手レコード会社元役員は、責任の一端はメディアにもあると指摘する。
「これまで、文春報道だけでなく、フォーリーブスの故・北公次さんを始め、何人もの元ジャニーズのタレントがジャニーさんから受けた性被害を告発する本を出版するたびに、ジャニーズはマスコミに“やらないでくれ”と圧力をかけてきた。メディアの人間は日頃から、接待やカレンダー販売の権利を受けたりしている関係で、ジャニーズに都合の悪い話に関してその多くが筆を折ってきた」
以前の話になるが、某スポーツ紙の元芸能デスクは、「ジャニーズから連日のように飲みに誘われて接待される。これでは体がもたないよ」と、筆者に嬉しそうに語っていた。また、某女性週刊誌の編集者が、「東京ドームで開催されたジャニーズのコンサートに招待されたら、VIPルームで酒も飲み放題。ジャニーズのスキャンダルは書けません」と自慢げに語っていたことを思い出す。
大手新聞社系の週刊誌も売れ行きを左右する表紙やインタビューでジャニーズのタレントを頻繁に起用。大手出版社は人気グループのカレンダーを発売している関係から、自社の週刊誌でタブーに触れることを避けてきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2115c0203fc53f66173c5aa2d3d5f6655cac4045