ロシアの民間軍事会社「ワグネル」創設者のプリゴジン氏は18日、東部ドネツク州の激戦地バフムートについて、ロシアの正規軍が北部と南部で陣地を放棄し、中心部に残っている部隊がウクライナ軍に包囲される危険性を高めていると非難した。

 プリゴジン氏のものとされるボイスメッセージを元にロイター通信が伝えた。

報道によると、プリゴジン氏は「残念ながら、ロシア国防省の部隊はバフムート北方で570メートル撤退し、我々(ワグネル)を危険にさらしている」と主張。「私は(ロシア)国防省トップに公然と訴える」とも述べ、ショイグ国防相らに陣地を放棄しないよう求めたという。

 一方、ロシア国防省はバフムート近郊で一定の撤退があったことは認めたが、「陣形が崩れている」などの批判は否定したという。

 ワグネルは昨夏から激化したバフムートでの戦闘で中心的な役割を担っている。

https://news.livedoor.com/lite/article_detail/24262750/