Q.ドイツの食文化の特徴を教えてください。

さわけんさん「ドイツは欧州でも比較的低温で、イタリアやフランスに比べると野菜やフルーツが育ちやすい環境ではありません。
ドイツ人が食べる野菜はキャベツとジャガイモがメインで、キャベツはシュークルート、100種類弱あるジャガイモは、ゆでたり潰したりソテーしたりとさまざまな方法で調理されます。
肉は豚肉が多く、ローストやグリル、煮込みからハム、ソーセージに至るまで、あらゆる部位をさまざまな調理法で食べます。
パンの種類も豊富でおいしく、北の地域はタラやニシン、南の地域は川魚、という具合に魚も食べます。
そして、各地にはそれぞれの郷土料理があります」

Q.投稿にあるようにドイツ(人)の食文化はワンパターンなのでしょうか。

さわけんさん「ワンパターンだと思われているのは『保守的』で『味つけが単純』だからではないでしょうか。
ドイツ人は食に関して保守的な傾向があります。
あまり変化を好まず、年配の人は外国の料理を食べたことがない人もいます。
ピザやパスタが全域、全年代に浸透している日本では考えられませんが、隣国のイタリア料理を食べたことがないドイツ人はたくさんいます。
そんなお国柄なので、同じものを食べ続けることが苦ではなく、むしろ合っているのかもしれません。
手に入りやすいものを毎日食べるのは日本と同じなので、ジャガイモとキャベツと豚肉に偏るのは必然なのでしょう。
さらに、ドイツ人は基本的に薄味を好み、刺激のあるものを避ける傾向にあります。
それに応じて、お店も塩コショウのみの薄味で低刺激のものを売ります。
世界の料理があふれ、まずい物にはめったに当たらない環境で育った日本人がドイツに行くと、最初は塩コショウ味だけでもおいしく食べられますが、
だんだんジャガイモばかり目につくようになり、ワンパターンな味付けに飽きてくるのかもしれません」
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